― 住まいと地域に寄り添う一年 ―
2025年も終わりに近づき、ようやく少し肩の力を抜いて一年を振り返る時間が持てました。
マンション管理士として、そして仙台・宮城という地域に根ざした仕事を続ける者として、今年は例年以上に「住まいの安心とは何か」を深く考えさせられる一年でした。
■ 老朽化問題が“待ったなし”の段階へ
築30〜40年を超えるマンションが増え、今年は特に大規模修繕や設備更新の相談が多く寄せられました。
外壁や防水といった目に見える劣化だけでなく、給排水管や電気設備など“見えない部分”の老朽化が顕在化し、管理組合の意思決定の難しさを改めて感じました。
住民の皆さんが不安を抱えないよう、図やイラストを使った説明や、実際の建物に合わせたストーリー性のある資料づくりが本当に大切だと痛感した一年でもあります。
■ 住民コミュニケーションの質が管理の質を左右する
今年は、管理組合の理事長様や修繕委員の方から直接ご連絡をいただいた案件が多く「もっと早く相談すればよかった」という声を多く聞きました。
管理の課題は、放置すればするほど複雑になり、費用も膨らみます。だからこそ、住民の方が気軽に声を上げられる雰囲気づくりが欠かせません。
そのために、私は資料の“伝わり方”に徹底的にこだわりました。
建物の状態だけでなく、住民の気持ちや不安をイラストで表現することで、会議の空気が柔らかくなり、対話が生まれる瞬間が増えたと感じています。
■ 災害への備えは「地域性」が鍵
仙台・宮城は地震・豪雨・積雪と、さまざまな自然条件が重なる地域です。
全国共通のマニュアルでは不十分で、地域の気候や地形、建物の築年数、住民構成に合わせた“ローカルな防災計画”が求められています。
地域に根ざした管理士として、ここは引き続き力を入れていきたい分野です。
■ 2025年を通して感じたこと
今年は、マンション管理の世界が「技術」だけではなく「感情」や「地域性」と深く結びついていることを、改めて実感しました。
- 建物の劣化をどう伝えるか
- 住民の不安にどう寄り添うか
- 地域の特性をどう管理計画に落とし込むか
これらはすべて、数字や図面だけでは語りきれない部分です。
だからこそ、私は来年も“伝わる資料づくり”と“住民との対話”を軸に、より良い管理の形を探し続けたいと思っています。
■ 最後に
2025年も、多くの管理組合や住民の皆さまに支えられながら仕事を続けることができました。
本当にありがとうございました。
2026年も、地域に根ざしたマンション管理士として、皆さまの住まいの安心と快適を支える存在であり続けたいと思います。
【関連サイト】 大規模修繕工事サイト仙台
mishima
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