予算が足りない・・・それでもマンションの未来を守るために

積立金不足で困っている役員

マンション管理士の三島です。本日のテーマは「予算が足りない…それでもマンションの未来を守るために」です。

~大規模修繕工事に向き合う管理組合の知恵と工夫~

マンションの大規模修繕工事は、建物の寿命を延ばし、住民の安心・安全を守るために欠かせない取り組みです。しかし現実には、「予算が足りない」「積立金が追いつかない」「物価高騰で見積もりが跳ね上がった」といった声が仙台市内の管理組合様から聞こえてきます。

今回は、「予算が無い」という厳しい状況の中でも、前向きに修繕計画を進めるための考え方と工夫をご紹介します。

 

なぜ予算が足りなくなるのか?

大規模修繕工事を実施するにあたり、先ず実行予算を組むと思いますが、以下の原因により不足する場合があります。

  • 修繕積立金の設定が低すぎた
  • 築年数に対して修繕履歴が少ない
  • 物価・人件費の高騰による工事費の上昇
  • 住民の高齢化による合意形成の難しさ

これらはどれも、過去の判断や社会情勢の変化によって生じたもの。責任を追及するよりも、今できることに目を向けることが大切です。

 

予算が無くてもできることはある

  1. 修繕内容の優先順位を見直す

すべてを一度に直す必要はありません。

・雨漏りや漏水などの緊急性が高い箇所

・安全性に関わる設備(手すり、階段、外壁落下防止など)

これらを優先し、他は段階的に進める方法もあります。

  1. 工法や材料の見直し

最新の工法や代替材料を検討することで、コストを抑えつつ耐久性を確保できる場合があります。

例:塗料メーカーを比較する → 塗装費用の削減

  1. 補助金・助成制度の活用

自治体によっては、耐震改修や省エネ設備導入に対する補助金があります。

宮城県や仙台市でも、マンション向けの各種支援制度がありますので、定期的に情報をチェックしましょう。

  1. 住民への丁寧な説明と合意形成

「なぜ今修繕が必要なのか」「放置するとどうなるか」を、わかりやすく伝えることが重要です。

図や写真、各種映像などを活用して、視覚的に理解を促す工夫が効果的です。

 

管理組合の姿勢が未来を変える

予算が無いからといって、何もしない選択は建物の劣化を加速させ、結果的に住民の負担を増やすことになります。

「今できることを少しずつ」「住民と一緒に考える」「外部の専門家と連携する」――このような姿勢が、マンションの未来を守る第一歩です。

 

✍️まとめ

予算不足は確かに大きな壁ですが、それを乗り越える方法は必ずあります。

管理組合が知恵を絞り、住民と協力しながら一歩ずつ進めていくことで、安心して暮らせる住環境を維持することができます。

「予算が無い」からこそ、今こそ管理の力が問われる時です。

 

【関連サイト】  マンション大規模修繕工事サイト仙台

 

 

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