分譲マンション大規模修繕施工事例
セザール壱番館大規模修繕工事
工事概要
- 工事期間 平成27年9月16日~平成28年2月6日
- 工事金額 4500万
工事内容
- 仮設工事
- 下地補修(クラック、浮き、爆裂、欠損)
- 外壁磁器タイル浮き注入・貼替え
- 外壁塗装(バルコニー・廊下・階段)
- 外壁タイル目地シール打替え
- バルコニーサッシ廻りシール打替え
- 共用廊下鋼製建具シール打替え
- 共用廊下サッシ廻りシール打替え
- 外壁目地・サッシ廻りシール打替え
- 共用廊下鉄部塗装
- 鉄骨階段塗装(2基)
- 高架水槽・受水槽塗装
- 駐車場ライン引き
- 屋上防水改修
- ルーフバルコニー防水改修
- エントランス屋根防水改修
- バルコニー塩ビ防滑シート貼り
- 共用廊下塩ビシート貼り
- 塔屋箱文字塗装
- 竪樋・隔て板塗装
- エントランス・EVホール内塗装
- 外構廻り塗装
- 磁器タイルクリーニング
- ガラスクリーニング
工事に対して特に配慮した点
今回の建物は3年前に震災復旧工事を施工させて頂いた管理組合様で、3社相見積もりの後施工実績を評価して頂いてのご指名でした。震災復旧工事当時の施工範囲は共用廊下廻りの壁・天井と1階外壁廻りのみで、バルコニー側・両妻側の外壁は手付かずの状況でした。
震災の損傷部は2~4階に集中しており、バルコニー側では外壁と手摺壁の取り合いに欠損が多く見られ、補修の際には耐震のためのスリットを設けて復旧しました。一部の雑壁には地震特有のX型の破断性クラックが見られ、多くはエポキシ樹脂低圧注入で対応しました。
鉄骨階段は塗替え後10年を経過しており、特にアルミノンスリップ金物に水が溜まって踏面・蹴上は錆汁が目立つ状況でした。ノンスリップはSUS製タイヤ付きに交換し、踊場を塩ビシート張りにすることで美観と耐久性が向上しました。
露出アスファルト防水層の屋上・ルーフバルコニーは塩ビシート機械固定式工法による防水改修とし、塔屋階段や一部踊場はウレタン塗膜防水としました。
両妻・バルコニー側の外壁タイルの損傷は予想数量を下回り、タイル張替えや浮き注入は減額となりました。
張替えタイルの特注品は既存タイルと殆ど見分けがつかない仕上がりで、管理組合様には大変好評を頂きました。
今回の大規模修繕工事は責任施工とさせて頂きましたが、ご協力頂いた管理会社様を初め区分所有者・入居者様の御理解・ご協力があってこその修繕工事でした。
お陰様でご予算の範囲内でこれといったトラブルやクレームもなく、極めてスムーズに工事を完了する事が出来ました。
大規模修繕工事は完了しましたが今後も建物の劣化は避けられません。適時・適切な少修繕工事と共に、長期的なアフターメンテナンスで対応させて頂きたいと思います。
工事概要
◆ 南・西面
-
施工前
-
施工完了
-
施工前
-
施工完了
◆ 屋上防水層
-
施工前
-
施工完了
-
施工前
-
施工完了
◆ ルーフバルコニー
-
施工前
-
施工完了
◆ バルコニー床面
-
施工前
-
施工完了
塩ビ防滑シート貼り替え
◆ 共用廊下床面
-
施工前
-
施工完了
塩ビ防滑シート貼り替え
◆ 共用廊下外壁・天井
-
施工前
-
施工完了
塗装
◆ 鉄骨階段
-
施工前
-
施工完了
-
施工前
-
施工完了
-
施工前
-
施工完了
◆ 北面外壁
-
施工前
-
施工完了
補修の状況
足場架設 南面
高圧線養生 北面
Rバルコニー塩ビシート防水 下地補修
Rバルコニー塩ビシート防水 通気緩衝シート貼り
塩ビシート防水 接着作業
塩ビシート防水 施工完了
バルコニー雑壁 欠損補修
バルコニー雑壁 欠損補修(スリット入れ)
バルコニー雑壁 樹脂注入及びフィラー摺り込み
バルコニー雑壁 樹脂注入及びモルタル薄塗り
磁器タイル 斫り作業
磁器タイル タイル貼り完了
塔屋箱文字 中塗り作業
共用廊下外壁・軒天 上塗り完了
鉄骨階段 上裏中塗り
鉄骨階段 錆止め
共用廊下 既存塩ビシート撤去
共用廊下 塩ビ防滑シート貼り