躯体の収縮や挙動、塗膜のひび割れ等からコンクリートの中に雨水が進入し、内部の鉄筋を腐食させ錆汁を発生させます。

モルタル笠木と躯体との収縮の差によるモルタル浮きが発生しやすく、放置すると落下の可能性があります。

クラック、打継ぎ目地などからの雨水、炭酸ガス等が浸入して中性化が進行し、内部鉄筋が腐食して爆裂を発生させます。

寒暖の差などにより躯体と手摺の収縮の差が発生し、コンクリートが引っ張られて欠損を生じています。

防水機能の低下したバルコニー床面の貫通クラックから雨水が進入し、下の階の軒天部に漏水が発生しています。

紫外線、雨水などによる経年の劣化に伴い躯体の保護機能は失われ、付着力の低下による塗膜剥れが発生しています。

塗膜の光度低下、退色が進行し、顔料で着色した塗膜表面が紫外線により劣化して剥離しやすい粉末になる。

大気汚染物質、排気ガス等による雨水の流れによって出来る汚れ。手摺壁、パラペットなどに多く見られます。

北面の外壁などは湿った空気が滞留しやすく、カビ、藻の発生が多く見られます。

タイル、下地モルタル、躯体の間に浮きが生じ、放置しておくと剥離落下に繋がる場合もあります。

ひび割れは雨水の浸入経路となり、タイル貼り付け面に湿潤層や脆弱部を形成させ、剥離落下させる原因になります。

紫外線などにより目地のコーキングの硬化、ひび割れを生じさせ、雨水が浸入しやすくなって漏水の原因になります。

防水層及び下地コンクリートの間に空気の層が出来、内部水蒸気が温度上昇で増加し膨れが発生している。

経年劣化に伴う防水層の伸縮等により、ジョイント部及びルーフドレイン廻りに亀裂が発生している。

紫外線、風雨、寒暖の差などによる劣化、収縮、又は下地面の亀裂、挙動による防水層の破断による剥れ。

紫外線、寒暖の差等の要因により、押さえコンクリートの打継ぎ目地はひび割れ、硬化が進み破断に至ります。

パラペットの笠木は発錆、腐食が進行しています。目地のコーキングもひび割れ、硬化を起こし防水機能が低下します。

パラペットのモルタル笠木のひび割れ、モルタル浮き。防水機能がなくなっており、天端からの漏水に発展する事もあります。

北側のルーフバルコニー等の押えコンクリートは、凍結融解を繰り返す事により組織破壊を起こし凍害が発生しています。

踊り場の縞鋼板は特に水はけが悪く、錆が発生しやすくなっています。手摺支柱取り合い部分は腐食に至り易い箇所です。

鉄骨階段の上げ裏は湿った空気が滞留し易く、雨水の進入などにより鉄骨接合部分などに錆が発生し易くなります。

外部のSOP雨掛かり部分は5〜7年ごとの塗替えが必要です。
　
　

高架水槽、受水槽の鉄骨、架台は発錆、腐食が進行しやすく定期的な塗替えが必要です。水槽の塗替えも必要です。

共用廊下内の各種ボックス関係は、雨掛かり部分で錆が発生しやすく、鋼製扉同様に塗替えが必要です。

竪樋の吊り金物から発生した錆汁により竪樋が汚染され、大いに美観を損なっています。竪樋の塗膜劣化も進みます。

外部に通じる非常階段の鋼製扉等は扉の自重で吊り元が下がり、三方枠と接触して開閉不良を起こし易くなります。

EVの扉、三方枠、カゴ内部等には、自転車、荷物などで傷が付きやすく、経年の劣化と共に全体の高級感が失われます。

外壁、バルコニーなど、特に紫外線の当たり易い箇所は、コーキングの硬化、ひび割れが発生し易い箇所です。

土間の付き固め不足、または下の砂が水で流出した場合、アスファルト舗装面下の陥没を引き起こします。

北面に面した階段のモルタルの踏面は、冬期間に水が進入して凍結融解を繰り返し、コンクリートが破壊されて行きます。