分譲マンション大規模修繕施工事例
パレ榴ヶ岡大規模修繕工事
工事概要
- 施工期間 平成24年 2月~6月
- 工事金額 1,480万(消費税を含む)
工事内容
- 仮設工事
- 外壁タイル下地補修(ひび割れ・欠損)
- 外壁タイル張替え・浮き注入
- エントランス内磁器タイル張替え
- 廊下外壁下地補修(ひび割れ・欠損)
- 開放廊下外壁塗装
- バルコニー手摺解体・撤去
- バルコニーソーラーパネル解体・撤去
- バルコニーアルミ手摺新設
- バルコニースチール手摺塗装
- 外壁タイル薬品洗浄
工事に対して特に配慮した点
10年前に大規模修繕工事でお世話になった管理組合様よりご指名を頂き、3年前から計画されていたバルコニーのソーラーパネル撤去、及びアルミ手すりの更新工事を施工させて頂きました。
また、震災によるバルコニー外壁磁器タイルと、共用廊下雑壁の震災復旧工事も合わせて実施する事になりました。
築36年を経過して老朽化した温水ソーラーパネルは全て撤去し、合わせて手摺支柱の取合いに腐食が進んだ手摺も撤去となり、耐久性と美観に優れたアルミ手摺への交換作業となりました。
スチール手摺の取合いはコンクリートに隙間が生じ、躯体に埋め込まれたアンカーが腐食して爆裂を生じ、手摺の耐久性と安全性が低下していました。
手摺に関しては理事をされている1級建築設計事務所の先生による設計で、何度か図面を起こして最終案がまとまり施工となりました。
最も重要視される点は美観と耐久性の向上ですが、それと同じくらい大切な点は手摺の強度の維持にありました。
今回の取付仕様は「ヒルティ接着系注入方式アンカー」を採用しましたが、特徴は十分な強度の確保と雨水の侵入がし難く内部鉄筋の腐食を防止できる点にあります。
同時に行われた震災復旧工事は仮設足場を共用出来る点でコストダウンに繋がり、入居者様にとっても同時施工によりご負担が軽減された事も重要です。
過去に大規模修繕工事を実施されているため、入居者様のご理解とご協力を頂いて工事は順調に進み、完了後は建物が一新された様な外観となり、美観も向上して高い評価を頂きました。
工事概要
◆ 外観
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施工前
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施工完了
◆ バルコニー手摺
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施工前
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施工完了
◆ バルコニー外壁
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施工前
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施工完了
◆ 共用廊下雑壁
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施工前
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施工完了
エポキシ樹脂注入
◆ エントランス前床タイル
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施工前
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施工完了
バルコニーアルミ手摺更新工事 工程写真
①ソーラーパネル撤去
②ソーラーパネル撤去
③ドリル穿孔
④ヒルティケミカルアンカー注入
⑤アルミ手すり支柱取付け
⑥笠木廻り穿孔
⑦アルミ手すり枠取付け
⑧アルミ手すり枠取付け完了
⑨アルミ手すり笠木取付け
⑩アルミパンチング板取付け
⑪アルミ手すり取り付け完了
⑫アルミ手すり取り付け完了
⑬施工完了
⑭施工完了
ヒルティ 接着系注入方式アンカー
アルミ支柱 全ねじ M10