分譲マンション大規模修繕施工事例

ライオンズマンション台原1丁目大規模修繕工事　2023年7月竣工

ライオンズマンション台原1丁目大規模修繕工事　2023年7月竣工イメージ

分譲マンション大規模修繕施工事例

竣工日: 2023年7月8日　工期　4ヶ月半
発注者: ライオンズマンション台原1丁目管理組合
建物名: ライオンズマンション台原1丁目　2023年7月竣工
所在地: 仙台市青葉区台原1-9-16
構造・規模: RC　7階　
築年数: 30年
総戸数: 19戸

築30年が経過する建物の第2回目の大規模修繕工事でしたが、17年前の第1回大規模修繕工事では管理組合様にとって納得の行く工事が行われず、特に最上階2世帯のバルコニー床の劣化と漏水が進行していました。原因は、前回の工事の際にウレタン塗膜防水層の下地補修が不十分だった事と、ウレタン塗膜防水層の床面に架台もなくスチールの支柱が直接取り付けられた為、防水層の劣化と共に床スラブコンクリートへの漏水に繋がり、凍害も重なって被害が拡大した事が原因でした。
この問題を解決する為には傷んだウレタン防水層を全て撤去し、脆弱化したコンクリートスラブの層を斫り取る必要があり、その後左官仕上げで復旧してから側溝・巾木のウレタン塗膜防水として、床面を防滑塩ビシートを貼る仕様となりました。長年、バルコニー床のウレタン防水層の剥がれと漏水に悩まされた居住者様ですが、今回根本的な問題が解決された事により安全・安心そして快適な環境が取り戻せた事に感謝のお言葉を頂きました。
屋上のアスファルト防水層も経年の劣化により、アスファルト防水冷工法による全面改修とし、発錆や腐食の進んだ鋼製建具・配管・防火扉・消火栓Bの塗替えと共に、腐食して穴の空いた機械式駐車場のパレット補修も行いました。30年以上経過するパレットはどうしても腐食が進んで穴が空いてしまい、放置すると溶接補修での対応が困難となり高額なパレット交換が必要になります。また、中途半端な補修の場合何度も補修を繰り返す事になり、結果的に補修費用の増大に繋がります。
今回の工事は新しい理事会様の方針や修繕計画が明確だった事で、施工させて頂く側としましても十分な意思疎通が図られ、ご要望に沿ったプランとご予算の範囲で施工する事が出来たと考えています。理事会の皆様のご理解・ご協力に感謝申し上げます。