賃貸マンション大規模修繕施工事例
東仙台ガーデンハイツ5番館震災復旧工事
- 賃貸マンション大規模修繕施工事例
- マンション震災復旧工事例
- 竣工日
- 平成25年8月
- 発注者
- (有)東仙台ガーデンハイツ
- 建物名
- 東仙台ガーデンハイツ5番館
- 所在地
- 仙台市宮城野区新田
- 構造・規模
- 鉄筋コンクリート造 地上5F 1棟
- 築年数
- 9年
- 総戸数
- 47戸(一部損壊評価)
工事概要
- 施工期間 平成25年3月~6月
- 工事金額 1,560万(消費税を含む)
工事内容
- 仮設工事
- タイル下地補修(ひび割れ・欠損)
- 磁器タイル張替え
- 外壁磁器タイル浮き注入
- エキスパンジョイント改修
- EVホールひび割れ補修
- 廊下ドレン廻りウレタン防水
- 開放廊下吹付けタイル面ひび割れ・欠損補修
- 開放廊下・階段室外壁塗装
- 廊下鋼製建具塗装
- エントランス内壁塗装
- エレベーター扉・枠ダイノックシート貼り
工事に対して特に配慮した点
このオーナー様は震災復旧工事を元施工のゼネコンさんに依頼されたのですが、下地補修や塗装仕上げに不具合が見つかり補修を依頼されましたが、再補修には応じてもらえず弊社へに見積もり依頼を頂きました。
震災復旧工事ではオーナー様が元施工のゼネコンさんへ依頼されるケースが多い様ですが、多忙を極めるゼネコンさんの場合充分な対応が出来ないケースも有るようで、完了したはずの工事にクレームが発生するという話を聞く事が有ります。
大規模修繕工事とは異なり、震災復旧工事の場合に予定外の出費のため、賃貸のオーナーの場合は限られた予算と工期で施工するケースも少なくありません。
その為、事前の改修の工法や仕様等の確認が充分に取れないまま、工事だけがどんどん先行して行くという結果となり、途中の検査や経過報告もなく工事が完了し、結果、期待した修繕結果を伴っていない事になります。
充分なアフターフォローができていれば問題はありませんが、実際は対応不十分なケースもあるようで、オーナー様にとっては二重の費用負担が発生する事になります。
今回は、一度補修したバルコニーや共用廊下・階段室の雑壁手摺壁に調査・マーキングを実施し、ひび割れ・欠損・爆裂・モルタル浮きなどの補修項目・数量を算出し、実数精算方式で施工させて頂きました。
マンションの大規模修繕工事では通常の方式ですが、特に不確定要素の高い震災復旧工事こそ重要視すべきと思います。限られた予算内だけの補修では充分な対応は出来ません。
バルコニー側については妻側2ヶ所に仮設昇降階段を設置し、隔て板を撤去してプラベニア製の仮設隔て板を設置し、作業は全てバルコニー側から行います。入居書様にとってはプライバシーの確保は重要で、特に、クレームやトラブルも無く完了する事が出来ました。
工事概要
◆ エントランス外壁
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施工前
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施工完了
石目調吹き付け塗装
◆ 共用廊下欠損
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施工前
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施工完了
◆ 共用廊下
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施工前
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施工完了
下地補修
◆ バルコニー雑壁
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施工前
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施工完了
◆ 妻側外壁磁器タイル
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施工前
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施工完了
◆ EV扉・三方枠
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施工前
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施工完了
硬質塩ビシート貼り
施工状況写真
共用廊下 巾木欠損部斫り
共用廊下 玄関扉廻り斫り
共用廊下 入隅欠損部 パターン戻し
共用廊下 仕上げ塗装