分譲マンション大規模修繕施工事例

シャンボール片平 地震被害復旧工事 2023年 12月竣工

シャンボール片平 地震被害復旧工事 2023年 12月竣工イメージ


竣工日
令和4年12月29日
発注者
シャンボール片平管理組合
建物名
シャンボール片平
所在地
仙台市青葉区片平1-3-3
構造・規模
RC 10階 
築年数
43年
総戸数
36世帯
令和4年3月16日に発生した宮城県沖地震は予想外のレベルで、3.11震災時には被害が及ばなかった南面バルコニーの雑壁に深刻なダメージを及ぼしました。雑壁のタイル面には剪断クラックが走って破壊され、サッシの建枠は歪みが生じて開閉不良や隙間風が生じる状況となり、日常の生活に多くな支障をきたす事態となりました。
冬を迎える前まで復旧工事を完了したいという管理組合様のご要望を受け、1ヶ月半に渡る各戸の事前調査とサッシの採寸・メーカー発注の後、10月~12月末までの2.5ヶ月間で工事は完了する事が出来ました。雑壁のグラウト充填工法による復旧個所は1ヶ所・グラウトパッド(無収縮モルタル)左官仕上げ12ヶ所で復旧し、サッシのカバー工法は10ヶ所及びサッシ枠の再溶接などを加えて施工させて頂きました。
グラウト充填工法は室内に型枠を組む必要が有るため、室内の仮間仕切り作業が加わるため今日従者様への負担は少なくありません。その為、比較的軽微な剪断クラック個所はグラウトパット材左官仕上げとし、仮間仕切りを必要としない工法へと変更しました。
また、サッシの歪み調整(サッシ枠の再溶接)で復旧できない10ヶ所はカバー工法を行い、現場調査・図面起こし作業を行った後メーカーに発注し、納期2ヶ月間を要して着工にこぎつけました。
また、西面・南面の手摺壁スチール手摺取合いケ所の欠損箇所が数多く見られ、樹脂モルタル充填を行った後笠木のウレタン防水復旧としました。

【工事内容】

  • 仮設工事
  • 雑壁復旧工事(グラウト充填工法・グラウト材充填) 計15ヶ所
  • 下地補修(クラック、浮き、爆裂、欠損)
  • 手摺壁スチール手摺欠損補修
  • 外壁タイル張替え・注入
  • バルコニーサッシカバー工法 10ヶ所
  • 室内仮間仕切り
  • 外壁塗装
  • タイルクリアー塗装(復旧個所)
  • 外壁タイル・バルコニー床洗浄

施工前

  • 0550cyousa (22)

  • 0820cyousa (18)

  • 0550cyousa (5)

  • 1128kouteis (12)

工程

グラウト充填工法

  • 1110koutei (6)
  • 1107sekoumae (16)
  • 1128kouteig (2)
  • 1128kouteig (9)

サッシカバー工法

  • RIMG7443
  • RIMG7462
  • RIMG7396
  • RIMG7405

下地補修・タイル補修

  • RIMG6942
  • RIMG7208
  • RIMG7385
  • RIMG6196
  • RIMG7381
  • RIMG7542
  • RIMG6684
  • RIMG6720

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