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2017.03.11
ブログを更新しました 2017.03.11
第2回目の大規模修繕工事の着工 2017.03.10
2017年3月10日 by 坂野宏三
15年前に第1回目の大規模修繕工事を施工させて頂いた管理組合様ですが、理事会で協議を頂いた結果特命で第2回めの大規模修繕工事をご指名頂きました。
その間5年前の震災復旧工事を含め、鉄部塗装・屋上防水の部分補修・金物工事など、日々の修繕工事も継続して施工させて頂き、管理組合様からの厚い信頼を頂戴してのご指名で感謝申し上げます。
仙台市内のマンションも第2回目の大規模修繕工事を迎える管理組合様が多くなりましたが、第1回目とは異なり様々な問題点が生じる事も少なくないため、長期修繕計画の修正とともに資金計画も見直しを迫られるケースも散見されます。
また、15年経過すると推進役の理事会や修善委員会の世代交代も進むと共に、高齢化に伴う役員の減少と管理会社への依存度も高まる傾向にあるようです。また、賃貸世帯の増加や場所によっては事務所への賃貸など、入居者様の構成も少しず変わって行く現実も有ります。
第2回目は建物の劣化が進行するに従って施工範囲が広がり、仕様・工法の変更により修繕費用も増加する傾向に有ります。充分な資金が有れば問題はありませんが、長期の修繕計画との相違が顕著になってくると合意形成が困難となり、大幅な修正を加えて施工範囲の変更や一時金の借り入れで乗り切る管理組合様も少ないようです。
管理組合様の中に建築や修繕工事に詳しい方が入れば良いですが、多くの場合は建物全体の修繕計画を立案することは困難で、手短な管理会社に依存するケースが多いようです。
専門工事会社の立場としましては、第1回目からの定期的なアフターメンテナンスの実施など、永いお付き合いと共に建物のホームドクターの様に、お気軽にご相談・アドバイスなどを賜われれば幸いです。