分譲マンション大規模修繕施工事例
ロイヤルパレス高砂 地震被害外壁改修工事
- 分譲マンション大規模修繕施工事例
- マンション震災復旧工事例
- 竣工日
- 令和3年9月30日
- 発注者
- ロイヤルパレス高砂管理組合様
- 建物名
- ロイヤルパレス高砂
- 所在地
- 仙台市宮城野区福室
- 構造・規模
- RC造 10階
- 築年数
- 23年
- 総戸数
- 45戸
工事に対して特に配慮した点
10年前の東日本大震災時に全壊評価だった建物を改修させて頂きましたが、今年の2月の震度5強の地震により再び被害が発生しました。被害の範囲は西面妻側外壁タイル面の出窓廻りと共用廊下・階段室の外壁に見られ、西面3階の出窓廻りの雑壁は大きなせん断クラックが生じて雑壁の一部が落下しそうな状況でした。
管理組合様より外壁調査の依頼を頂き、危険性の有る西面妻側外壁に足場を架設して調査に入り、共用廊下・階段室の被害と共に補修数量を提出させて頂き直ちに補修作業に入りました。被害の特徴としては前回の補修箇所廻りに集中しており、共用廊下と階段室の雑壁のひび割れ・欠損補修作業が大半を占めています。西面妻側外壁の3階出窓廻りのせん断クラック箇所は斫り撤去の後グラウトを充填して復旧し、歪んで引き戸が開かないサッシはカバー工法で修復としました。しかし、前回の震災時に同じグラウト工法で修復した4F~9Fの同じ個所の損傷はなく、グラウトの充填によりより強度がでて被害は有りませんでした。
なお、西面妻側外壁のタイルは1F~10Fまでタイル張替え・浮き注入作業を行いを行い、共用廊下の内壁は全階ひび割れ・欠損補修の全面塗装とさせて頂きました。
補修の状況
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前回同様のせん断クラック。 -
樹脂モルタルモルタル充填の後パターン戻しと塗装。 -
玄関サッシ枠廻りのモルタルの肌別れ補修。 -
せん断クラックによりサッシも歪んでいました。 -
雑壁を斫り作業で撤去。 -
型枠を組んでからグラウト材を充填。 -
サッシカバー工法で歪んだサッシ枠・障子を補修。 -
3F妻側外壁補修完了。 -
共用廊下外壁塗装完了。