賃貸マンション大規模修繕施工事例

カストール八乙女屋上防水改修工事

カストール八乙女屋上防水改修工事イメージ


竣工日
平成28年8月3日
発注者
T社様
建物名
カストール八乙女
所在地
仙台市泉区市名坂
構造・規模
4階 
築年数
24年
総戸数
32戸

工事概要

  • 工事期間  平成28年6月20日~8月3日
  • 工事金額  1040万

工事内容

  • 仮設工事
  • 屋上防水工事
    (平場・立上り 塩ビシート防水機械固定工法 断熱仕様)(側溝・ハト小屋 ウレタン塗膜防水)
  • トップライトシール打ち替え・補修
  • 塔屋鉄骨・看板・箱文字塗装
  • 高架水槽・受水槽塗装
  • 配管ラッキング塗装・架台改修
  • EXP補修
  • 屋上配管・架台塗装

工事に対して特に配慮した点

かねてからお付き合い頂いている賃貸マンションのオーナー様よりご成約を頂き、塩ビシート機械固定式工法による屋上防水改修工事に着手しました。

既存の防水仕様はゴムシート防水ですが断熱仕様になっており、ゴムシートの下にはt=4.0cm程度の断熱材が有ります。その為、通常の機械固定式工法のように直接ビスを打つ事は出来ず、t=9.0cm程度のAYパネルを先に取り付ける必要があります。

ディスクで抑えながらAYパネルを固定してスラブにビスを取付けますが、この作業ではどうしても騒音が発生してしまいます。幸い、日中は不在の入居者様が多いためクレームやトラブルには至りませんでしたが、作業の曜日。時間帯には十分配慮する必要が有ります。

笠木を外してパラペットの立上り部のゴムシートは全て撤去し、AYパネルのディスクに塩ビシートを固定してゆきますが、この際問題になるのが漏水対策です。立ち上がり箇所を撤去するとどこからでも雨水が進入するため、平場やドレン廻りにひび割れが生じていると室内への漏水につながりかねません。

その為、撤去後は液体の防水材を塗布して仮の防水対策を講じます。期間中は梅雨のさなかでしたが、心配された漏水などは無く順調に工事は進みました。

側溝はウレタン防水ですが補強用のメッシュを敷き込み、配収容ドレンを取付けてウレタン2回、トップコート1回で仕上げます。また、トップライトの入隅部の劣化したシールも打ち替えます。

平場・立上り(パラペット天端まで)を塩ビシート貼りで仕上げますが、基礎や架台の下の立上り箇所にはアルミの水切りを取付けて防水性を強化します。通常はフラットバーで押さえて上端をシール処理しますが、シールが切れると漏水につながります。

塩ビシート防水の場合には脱気筒を取り付けるケースも有りますが、シート自体には透湿性が確保されており、積雪による破損等を考慮して今回は取り付けしませんでした。

その他、関連して配管ラッキング・架台・塔屋鉄骨・高架水槽タンク・看板箱文字・受水槽等を塗装し、オーナー様の竣工検査を経て施工完了となりました。

施工前状況写真

  • 施工前写真
  • 施工前写真
  • 施工前写真
  • 施工前写真

施工状況写真

  • 高圧洗浄
    高圧洗浄
  • 笠木の撤去
    笠木の撤去
  • パラペット立ち上がり部・ドレン廻り撤去
    パラペット立ち上がり部・ドレン廻り撤去
  • 排水溝は補強メッシュを敷き込みます。
    排水溝は補強メッシュを敷き込みます。
  • ウレタン2回 トップコートで仕上げます。
    ウレタン2回 トップコートで仕上げます。
  • ドレン廻り施工完了
    ドレン廻り施工完了
  • AYパネルの取付了
    AYパネルの取付了
  • ディスクの取付け
    ディスクの取付け
  • ディスクの取り付け完了
    ディスクの取り付け完了
  • 塩ビシートの敷き込み
    塩ビシートの敷き込み
  • 塩ビシートの固定
    塩ビシートの固定
  • 改修用ドレン(塩ビ製)の取付け
    改修用ドレン(塩ビ製)の取付け
  • 改修用ドレン取り付け完了
    改修用ドレン取り付け完了
  • 立ち上がり箇所塩ビシート貼り
    立ち上がり箇所塩ビシート貼り
  • 入隅部の溶着
    入隅部の溶着
  • 顎下にアルミ水切りを設置
    顎下にアルミ水切りを設置
  • 笠木の復旧
    笠木の復旧
  • 排水溝の施工完了
    排水溝の施工完了
  • 配管ラッキング塗装
    配管ラッキング塗装
  • 塔屋鉄骨塗装
    塔屋鉄骨塗装
  • 配管ラッキング塗装完了
    配管ラッキング塗装完了
  • 施工完了
    施工完了

一覧にもどる