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2021.11.18

シングル葺き屋根カバー工法 2021.05.11

築19年の賃貸マンション最上階の天井からの漏水があり、天井ボードを撤去の上原因を探りましたが漏水の原因は特定できず、結局シングル屋根のカバー工法を施工することとなりました。
漏水箇所は屋根に突き出ている通気管の屋根裏側からで、防水シートの損傷や隣接するEXP笠木廻りの不具合が考えられます。
アスファルトシングル屋根材の耐用年数は15~20年程度と考えられますが、今回は既存の下地材や屋根材を撤去せず、撤去や廃材処分費があまりかからないカバー工法(重ね葺き)となりました。
施工にあたって予め軒先の屋根材と軒先金物をW=200ほど撤去し、全面に防水シートを貼り込んだ後に新たなアスファルトシングル材を下から貼ってゆきます。固定は釘と接着剤を併用しますが、屋根材が軽量で薄いため圧着作業が不十分だと風であおわれたり、屋根材が破損してしまう可能性が有るので施工には注意が必要です。
なお、軒先は新規金物を再取付けした後シングル屋根材を貼ります。
最後にSUS製の雪止めを再取付けの後水性系のトップコートを2回塗布し作業は終了します。
施工後の散水試験で居室への漏水は見られず工事は完了しました。
【関連サイト】大規模修繕工事現場ブログ
 
0413koutei (13)

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