仙台の冬は積雪は少ないものの、1月から3月頃は冷たい風が吹いて意外と寒く感じる土地です。
何時も外装関連全般にわたってお世話になっている管理組合さんですが、1階ＥＶホール前の通路に防風スクリーン取付けのオーダーを頂き、この度制作及び取り付け作業がようやく完了しました。
入居者の方のお話を伺うと、冬は冷たい風と共に通路に雪が積もり、雨の強い日には風にあおられて通路からエントランスまで雨が流れ、かなりのご不便が有ったようです。
今回は、アルミ枠を制作してポリカーボネイト(ｔ＝3.0mm)を取り付け、手摺壁のスリット部分にはエクスパンションジョイントを取り付ける内容です。取り付け位置には竪樋や電気ボックスが邪魔しており、細部の収まりには結構手がかかります。
特に、躯体とアルミ枠との間に隙間があると雨や雪が流入するため、バックアップ材やアルミプレートを使って完全にふさぎます。手摺壁のスリットは地震の際挙動がある為、エクスパンションジョイントを取り付けます。
また、今年の1月に試験的に1階の開放廊下に取り付けましたが、今回は残り2～10階まで全面取付けを行いました。施工の際には躯体の制度が良くないため、各階の高さが最大3.0cmの狂いが有り、取付けには調整作業が加わって時間がかかります。夏にはボルト4本で取り外しが可能です。
先日の仙台は雪交じりの冷たい風が吹きましたが、エレベーターホールへの流入がなくなり、入居者様から大変好評を頂きました。
01 １階通路 施工前
02 階通路 防風スクリーン施工完了
03 1階通路(外部) 防風スクリーン施工完了
04 手摺壁スリット エクスパンションジョイント取り付け
05 1階～10階開放廊下 防風スクリーン取り付け完了
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