鉄骨階段塗装工事 中塗り 上塗り 08.19

マンションなどの鉄骨階段の仕上げ塗料は、高純度の亜鉛を顔料にした油性ペイントのグラファイトペイントと、溶剤系のウレタン樹脂塗料が多く使われています。 グラファイトペイントは防錆性能が高いのが特徴ですが、塗膜が柔らかい為傷が付き易いのが弱点です。最近の塗装仕様はエポキシ錆止め+弱溶剤系ウレタン樹脂塗料2回塗りが主流となってます。 作業は最上階から段裏・柱・手摺の順に進め、その後ササラ桁・踏面・踊場の…

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鉄骨階段塗装工事 錆止め 08.18

鉄骨階段塗装工事の場合ケレン作業の次に重要な作業が錆止め処理ですが、この階段は過去3度の塗替えを行っていますが、縞鋼板・鉄骨との接合部・手摺や段裏の入り隅部には著しい発錆・腐食が見られました。 最近の一般的な塗装仕様によれば、ケレン+錆止め+中塗り+上塗りの3回塗りですが、今回は次のような特別仕様としました。①ケレン ②浸透性錆止め剤のタッチアップ ③エポキシ錆止めタッチアップ ④エポキシ錆止め全…

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鉄骨階段塗装工事 踊場縞鋼板張替え08.12

鉄骨階段の踊場・踏面は厚さ4.5mmの縞鋼板ですが、接合部からの水の浸入や水抜き穴腐食による腐食の為、薄くなって耐久性が低下して穴が開いた状況です。床全体にも歪みが生じて安全性が損われる事から、全面的に張替えと判断しました。 縞鋼板はアセチレンガスで梁との溶接箇所を切断し、梁をケレンの上錆止め処理を行って新規に取り付けますが、切断にはかなりの手間と時間を要します。作業の際には切断音とハンマーなどの…

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鉄骨階段塗装工事 踊場縞鋼板の腐食08.10

築後30年を経た鉄骨階段は踊場の縞鋼板の劣化が進み、発錆・膨張に伴って各所に端部の盛り上がり・段差の発生・腐食による穴明きが見られます。 原因は梁と縞鋼板の溶接方法に有り、縞鋼板の下端(裏側)が全溶接なのに対し、上端が点溶接になっている為に水が浸入して梁との間に溜まり、踊場全体に腐食が進行している事でした。縞鋼板の端部や接合部には発錆による盛り上がりや段差が生じ、全体的にも歪みが生じている状況です…

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鉄骨階段塗装工事 ケレン作業 08.07

鉄骨階段の踊場は鉄骨の上に縞鋼板が溶接で取り付けられていますが、30年も経過すると発錆・腐食が発生して劣化が進みます。 踊場・踏面などの縞鋼板は水捌けが悪く錆び易い箇所ですが、何回かの塗装工事の際のケレン作業により鉄板が薄くなります。薄くなった鉄板は凹んでさらに水が溜まり易くなり、さらに腐食が進行し易くなる傾向にあり、そのまま放置すると穴が空いてしまいます。 対応策として12.0mmφ程の水抜き穴…

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