震災復旧工事で最後に残った工事が通路のグレーチング改修です。震災の為にグレーチングと一体となったU字溝がずれてしまった事と、押え金物の腐食が進んで車が通る度にガタガタとした音の解消が目的です。。特に、夜間や早朝には不快な音となってマンション内に響き、早くから改修を求められていた工事の一つです。
当初はグレーチングのみの交換予定でしたが震災で歪んでしまって対応ができず、U字溝とグレーチングが一体化した製品のため、改修には全て撤去して交換する必要があります。ダイアモンドカッターで既設コンクリート舗装(厚さ150mm)をカットし、既設U型側溝は斫りだして撤去します。
重機を使って撤去後にU型側溝を吊り込み、砂埋戻(水締め)を行なってコンクリートを打設します。鉄筋を設置して間詰めを行い、U型側溝に騒音防止を兼ねたゴムの緩衝材を設置して完了します。
作業時間帯は朝・夕の通勤時間帯を避けて施工し、板厚のコンパネ養生をして常に片側の車両通行を確保します。翌朝まで養生を行なって撤去すると施工は完了します。
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資格:一級建築施工管理技士(監理技術者)・マンション維持修繕技術者・マンション改修施工・管理業務主任者
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