マンション居室床下の排水管漏水事故 仙台 2013.10.01

マンションの漏水事項は屋上防水層のドレン廻りや、外壁目地又はサッシ廻りシールの劣化などに起因する事故が多くを占めています。場合によっては冬期間の室内サッシ廻りのの結露水が発生し、床スラブのひび割れ貫通部を経て居室内の天井に達するケースも有ります。
今回の場合は居室から下の階の電気室天井面への漏水ですが、バルコニー側や共用廊下を何回調査しても原因が突き止められず、漏水調査専門の業者さんに依頼しても未解決となっていました。今回床を剥がしてみるとコンクリートスラブに3.0cm程の水が床にた溜まっている状況でした。
この管理組合様は日頃からお付き合いを頂いているお客様ですが、実は2年前に排水管のウレタンライニング工法による更正工事を実施済みで、完了後には各戸の排水管の耐圧検査も終了し、異常は認められなかったという経緯があります。したがって、漏水については排水管の不具合を想定せず、全く疑うことは有りませんでした。
しかし、最後の可能性としてキッチンの床を剥がし、排水管を検査した所漏水が発見されたのです。漏水箇所はキッチンの横引き排水管で、スラブに半分埋設された排水管は幅1.5cm 長さ10.0cmに渡って腐食し、相当の量の排水が床に流れていました。
築35年を経過するこのマンションの場合、床の排水管が高さ調整のためか半分だけスラブに埋設されており、排水管は2.0mほどに渡り腐食が進行しています。更にカットしてみるとウレタン樹脂のコーティング箇所は薄く、おそらくサンド洗浄した際には排水管に巻かれたテープだけで保護さ、施工完了の耐圧試験ではパスしてしまったと思われます。
2年前に転居されたばかりの入居者様にとって被害は深刻で大変お気の毒な状況です。結局、更正工事をされた業者さんが全面的に非を認め、床の復旧については全面的な保証で対応さたようです。
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坂野宏三
■マンション修繕 工事アドバイザー マンション管理組合様、賃貸マンションなどのビルオーナー様のお客様担当をさせて頂いています。大規模修繕工事の外壁調査・診断から、外壁改修・塗装・防水・金物工事などの工事もお気軽にご相談下さい。 資格:一級建築施工管理技士(監理技術者)・マンション維持修繕技術者・マンション改修施工・管理業務主任者

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