磁器タイル張替え 弾性接着剤 大規模修繕工事 仙台 2014.01.25

 仙台では最近少なった分譲マンションの震災復旧工事を施工中ですが、12月初旬から着工した物件も順調に工事が進み、北面外壁磁器タイルの貼り替えに取り掛かりました。
 今年の仙台は例年にない寒さが続き、外部の作業では低温と昼ごろから強まる風が作業状の支障となります。風が強ければ塗料の飛散の可能性が有り、寒い日が続くと塗装だけではなくタイルの張替えにも影響が出始めます。
 磁器タイルの張替えは通常セメントモルタルによる接着が一般的ですが、この時期は凍結の問題が有るので適していません。低温の状況で施工した場合には接着不良の可能性が残り、剥離や落下となる事も考えられます。
 しかし、最近の大規模修繕工事では弾性系の接着剤が使用されるようになり、ある程度の低温の状況でも施工が可能になり、一般的に使用されるようになりました。(通称 ボンド)
 主成分は変性シリコン・エポキシ樹脂で、下地を整えた後に接着剤を5~7mm塗布して貼り付けます。セメントモルタルと比べるとやや作業性は劣りますが、接着性が優れて密着も安定しており、今ではタイル張替えの主流になりつつ有ります。
 
 特徴は硬化しても下地とタイル面との間の弾性が確保されるため、地震などの挙動による剥離や落下を抑制してくれることに有ります。また、磁器タイル面のひび割れの発生も少なくなる思われます。
 北面の外壁は1日中気温が低い環境ですが、接着剤のパックを保温して使えば作業に差し支える事も有りません。ややコストは高くなりますが、品質及び作業性の向上を考えた場合メリットが有ります。
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タイル斫り完了 01
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タイル斫り完了 02
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接着剤の塗布
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タイルの張り付け
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タイル張り完了
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伝熱ヒーターで加温
関連サイト 「マンション修繕工事サイト仙台」
【仙台で外壁改修、塗装、防水を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】

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坂野宏三
■マンション修繕 工事アドバイザー マンション管理組合様、賃貸マンションなどのビルオーナー様のお客様担当をさせて頂いています。大規模修繕工事の外壁調査・診断から、外壁改修・塗装・防水・金物工事などの工事もお気軽にご相談下さい。 資格:一級建築施工管理技士(監理技術者)・マンション維持修繕技術者・マンション改修施工・管理業務主任者

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