マンション修繕工事の中で最も修繕周期の短い工事が鉄部塗装工事ですが、一般的には雨掛かり箇所3年・その他5年周期といわれています。
長期修繕計画に定期的な鉄部塗装工事が定められている事が望ましいですが、現実には竣工後12から15年目の大規模修繕工事で初めて行うケースも多い様です。
特に発錆・腐食が進行し易い部位は屋上ラッキング・ボックス関係、廊下の外部手摺側にある消火栓ボックスなどです。特にボックスの底には水が溜まり易く腐食し易い為、放置すると穴が開いてSUS板の重ね貼りになるケースも有ります。
一般的な鉄部の塗装仕様は、ペーパー掛け+エポキシ錆止め+ウレタン樹脂塗料2回塗りですが、スチール扉枠・ボックス内部下端・枠などに結露が発生し、特に発錆が進行し易い箇所です。
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■マンション修繕 工事アドバイザー
マンション管理組合様、賃貸マンションなどのビルオーナー様のお客様担当をさせて頂いています。大規模修繕工事の外壁調査・診断から、外壁改修・塗装・防水・金物工事などの工事もお気軽にご相談下さい。
資格:一級建築施工管理技士(監理技術者)・マンション維持修繕技術者・マンション改修施工・管理業務主任者

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