開放廊下の鉄部塗装の対象とな箇所は、パイプシャフト・消火栓ボックス・玄関扉枠・防火扉・防火シャッター(11F以上の階)・端子盤・蛍光灯・階段出入り口扉などが上げられます。
この中で錆が発生し易いのが手摺壁側の消火栓ボックス内部、パイプシャフト内部・玄関扉枠の下端あたりで、入念なケレンと錆止め処理が必要です。基本的にはスチール扉と同様に扉両面を塗装し、出来れば下端の枠・底部などをタッチアップ(不良箇所のみ塗装)した方が良いでしょう。
特に風雨によって内部に水が溜まり易い消火栓ボックスは、日ごろ開け閉めをしない為発錆・腐食が進行しているケースが見受けられ、底部などは腐食に至っている事も有ります。いざという時に扉が開かない状況では困るので、日ごろのメンテナンスと塗替えは重要です。
また、玄関扉枠はスチール製ですが、傷が付いたり下端が清掃時に水を被ったり、叉は結露の為に錆が発生し易くなります。大規模修繕工事の時には一時扉を開放して頂き、枠の表面と内側まで塗り込むのが一般的です。
ただし、この時に塗料の臭いが室内に侵入し易いので、臭いに敏感な方あるいはお子様などには、刺激臭と感じられる事も有ります。塗装の際にはこの間、バルコニー側の窓を開放して頂く様お願いします。お気付きの点があれば現場代理人にご連絡ください。
なお、扉枠の塗装には最低でも2工程が必要ですので、施工中には各回2~3時間在宅して頂き、乾くまで扉を開放する必要が有ります。
【仙台で外壁改修、塗装、防水を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】


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