昨年あたりから特に増えた機械式駐車場解体ですが、昨年に解体工事をさせて頂いた理事長さんより他の管理組合さんのご紹介を頂きました。
最近の機械式駐車場はパレット・鉄骨が亜鉛メッキ仕様となっていますが、この駐車場は塗装仕上げの為に塗替えてもすぐ錆が発生する状況です。仙台は比較的東北でも積雪の少ない土地柄ですが、仙台の場合は除雪費を削減するためか特に融雪剤の使用頻度が高い模様で、冬期間雪道を走る方のパレットは特に錆が進行し易いようです。
また、北面の駐車場は冬期間に殆ど日がささず、一度積もった雪は氷となっていつまでも残り、どうしても場内に融雪剤を多用する事になりがちです。冬期間の除雪作業は管理人さんにとっては大変な労力となり、融雪剤の使用もやむなしという状況でしょう。
今回の駐車場は地上及び地下の2段ピット式で、収容台数は10台と規模は大きくありません。しかし、解体に際してはピットの埋め戻し作業が必要で、地上式の場合と異なってどうしても解体費用は割高になります。
解体に際してはピット内の水抜き処理を行う事と、埋め戻しに当たっては決められた厚さ毎の填圧を行う必要があります。この埋め戻しの手間と費用が多くを占めます。
また、電源を止めて撤去して電気容量の変更をする場合、仙台市では東北電力への申請と現地立ち会いが必要で、資格の有る電気屋さんにお願いする事になります。
01 機械式駐車場 ①
02 機械式駐車場 ③
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