インターネットで震災復旧工事のご相談を頂いた管理組合様よりご指名を頂き、仙台市宮城野区内のマンション震災復旧工事が着工しました。
このマンションは行政の判定で「全壊」となっており、開放廊下・バルコニーの内側の壁(いわゆる雑壁)の損傷が著しく、ひび割れや欠損が多く見られて一部は室内に貫通しています。とりあえず管理会社が手配した業者さんによる仮養生はされていますが、シートや養生テープははがれて脱落し、いたる所から隙間風が入りかねない様な状況です。
管理組合様としては、冬を迎えるに当たり早急な復旧工事を希望されている訳ですが、当初調査・診断・修繕設計を行ったコンサルさんとの契約はせず、今回は弊社の責任施工でご契約を頂きました。管理組合様としてはなるべくクッションを少なくし、迅速な施工と工事監理に係る経費の削減に重点を置かれた計画です。
最近の大規模修繕工事は修繕設計と施工及び工事監理を分離するケースが多く、通常はコンサルさんが修繕設計と工事監理を行い、施工業者を適正で計画通りに施工する様に指導・監督を行います。
今回は震災復旧工事という例外的なケースという面もありますが、弊社をご信頼頂いてのご契約という事にもなり、大変感謝に絶えない事と同時に責任の重さを痛感いたします。
通常の大規模修繕工事の場合には施工は全て外部の足場側から行い、原則的にバルコニーや廊下側から内部に立ち入った工事も行いません。しかし、今回の震災復旧工事の場合には室内側に貫通している箇所が有り、バルコニーサッシや廊下の玄関枠の補修する必要が有り、復旧の為にはどうしても室内に立ち入らざるを得ません。
居住者の皆様には出来る限りご負担を掛けない施工を心がけますが、やはりご理解とご協力なくしてこの工事は出来ません。冬を迎えるこの時期となると居住者様にとっても大変つらい日々ですが、何卒ご協力の程宜しくごお願い申し上げます。
01 仮設足場工事
02 階段壁の損傷
03 妻側外壁磁器タイルの損傷
04 妻側外壁磁器タイルの損傷
05 バルニーサッシ廻りの損傷
06 バルコニーサッシ廻りの損傷
07 バルコニーサッシ廻りの損傷
関連サイト 「マンション修繕工事サイト仙台」
【仙台で外壁改修、塗装、防水を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】


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