このオーナー様は震災復旧工事を元施工のゼネコンさんに依頼したのですが、下地補修や塗装仕上げに不具合が見つかり再補修を相談されました。しかし、適切なフォローが無く弊社に見積り依頼を頂きました。
震災復旧工事ではオーナー様が元施工のゼネコンさんへ依頼されるケースが多い様ですが、多忙を極めるゼネコンさんの場合充分な対応が出来ないケースも有るようで、完了したはずの工事にクレームが発生するという話を聞く事が有ります。大規模修繕工事とは異なり、震災復旧工事の場合に予定外の出費のため、賃貸のオーナー様の場合は限られた予算と工期で施工するケースも少なく有りません。
その為、事前の改修の工法や仕様等の確認が充分に取れないまま、工事だけがどんどん先行して行くという結果となり、途中の検査や経過報告もなく工事が完了し、結果、期待した品質を伴っていないと言う結果になりかねません。充分なアフターフォローができていれば問題は有りませんが、実際は対応不十分なケースも有るようで、オーナー様にとっては二重の費用負担が発生する事になります。
今回は、一度補修したバルコニーや共用廊下・階段室の雑壁手摺壁に調査・マーキングを実施し、ひび割れ・欠損・爆裂・モルタル浮きなどの補修項目・数量を算出し、実数精算方式で施工させて頂きました。マンションの大規模修繕工事では通常の方式ですが、特に不確定要素の高い震災復旧工事こそ重要視すべきと思います。限られた予算内だけの補修では充分な対応は出来ません。
バルコニー側については妻側2ヶ所に仮設昇降階段を設置し、隔て板を撤去してプラベニア製の仮設隔て板を設置し、作業は全てバルコニー側から行います。入居書様にとってはプライバシーの確保は重要で、特に、クレームやトラブルも無く完了する事が出来ました。
東仙台ガーデンハイツ5番館棟震災復旧工事
関連サイト「マンション修繕工事サイト仙台」
https://www.meiwa-renewal.jp/index.html
【仙台で外壁改修、塗装、防水、震災復旧工事を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】


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