予想に反して寒い日々が続く仙台です。
今回はエントランス前の土間磁器タイル剥がれ補修の見積依頼を頂き、調査に伺いました。
マンションのエントランスは北側にあることが多い為、比較的寒気の厳しい仙台では雪が降ると一旦溶けて氷になってしまい、1週間くらいは溶けない事が良く有ります。
この場合、溶けた水が床のタイル目地から侵入して内部で凍害を発生させ、タイル浮きが生じやすいものと思われます。特に、宅急便や引越しのトラックが入るヶ所ではひび割れ・欠損・タイル剥がれが生じやすく補修が必要になります。
また別の可能性としては、施工当時にコンクリート面に浮いたアクを綺麗に除去しなかった可能性も有ります。
補修の方法としてはタイルの張替えが基本ですが、箇所又は数量によってエポキシ樹脂注入で対応することも可能です。ただし、注入の場合には内部で凍害によりコンクリート面が脆弱になっている恐れもある為、樹脂の注入では押えきれない可能性も有りますので、基本的には貼替えをお勧めしています。なお、貼替えの際にも下地の充分な処理が必要です。
磁器タイル浮き01
磁器タイル浮き02
【仙台で外壁改修、塗装、防水を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】
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■マンション修繕 工事アドバイザー
マンション管理組合様、賃貸マンションなどのビルオーナー様のお客様担当をさせて頂いています。大規模修繕工事の外壁調査・診断から、外壁改修・塗装・防水・金物工事などの工事もお気軽にご相談下さい。
資格:一級建築施工管理技士(監理技術者)・マンション維持修繕技術者・マンション改修施工・管理業務主任者

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