バルコニーサッシ枠再溶接 マンション震災復旧工事 仙台 2012.02.24

震災による被害で大きな損傷はバルコニー側や開放廊下側の雑壁に見られますが、被害の大きいマンションはサッシ枠への損傷が発生しています。地震の揺れの大きさや方向によって状況は異なりますが、特に2F〜4F辺りの下層階箇所にサッシ枠の歪みが多い様です。 枠の歪みのよって障子との間に隙間が出来たり、サッシの施錠が出来ないと入居者の方は大変不便で、隙間風が入ると室内の断熱性が低下し、寒さの厳しい…

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マンションバルコニー手摺改修と震災復旧工事の着工 仙台 2012.02.16

震災前から計画されていたマンションの手摺改修工事ですが、震災復旧工事も加わって今回着工となりました。築31年を迎えるこのマンションのバルコニーには、当時最新と思われる温水ソーラーパネルが全戸に取り付けられ、デザイン的にも斬新な建物だったようです。 しかし、現在ではどこの部屋でも使わなくなり、配管や枠の腐食が進んで美観を損ない、放置しておくと部品が脱落しかねない状況です。どの程度の利用価値があったか…

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震災復旧工事 外壁改修工事 バルコニー壁型枠組み 仙台 2012.02.15

今回の震災復旧工事の核心部とも言える外壁貫通部(破断性クラックとも呼ばれている)の補修ですが、いよいよ型枠組み立て作業に取り掛かります。この作業を完了して外壁を仕上げない限り、サッシや玄関扉をカバー工法で施工することは出来ません。 バルコニー側外壁(いわゆる雑壁)の損傷の大きい箇所は、破壊された壁や脆弱部を外部・内部からきれいに斫り取り、型枠を組み込んでセメント系無収縮グラウト材を充填します。 こ…

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バルコニー・開放廊下側室内の仮間仕切り 震災復旧工事 仙台 2012.02.09

震災により「全壊」の行政認定を受けたマンションでは、中層階のバルコニーや開放廊下雑壁の大きな損傷が見られます。通常の欠損と異なりひび割れと共に大きな貫通部が見られ、鉄筋が露出して下部が座屈しているのが特徴です。中には壁に段差が生じて破壊状態に有り、「破断性クラック」等とも呼ばれる損傷です。 基本的に、柱や梁とは異なって耐力壁ではないので「雑壁」とも呼ばれていますが、基本的には震災などが起きても構造…

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マンション震災復旧工事着工 バルコニー隔て板ボード撤去 仙台 2012.01.31

現在仙台市内各地で進んでいる震災復旧工事ですが、特に目につくのがマンションに掛けられた仮設足場の数の多さでしょう。昨年の11月頃から急に多くなった感があり、現在はそこらじゅうが改修現場という様相です。 しかし、これだけ一斉に工事が始まると、建築資材や作業員の不足が際立ってきます。現在はあらゆる業種で職人が足りない状況ですが、特に困っているのが仮設工事の資材不足と、外壁改修工事などの下地補修職人(注…

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マンションの結露 サッシ廻りの漏水調査 仙台 2012.01.20

マンションでこの時期になると良く発生するのが結露の問題です。今回ようやく7ヵ月間をかけて震災復旧工事の竣工にこぎつけた管理組合様ですが、どうしても室内の結露が止まらないという事で調査を行いました。 築30年のこのお部屋は2F南東の角部屋で日当たりも良いのですが、雨の日などにはまったく発生しないのに12月から漏水が発生し、天井面のクロスから水が落ちています。漏水は1日中殆ど止まることはなく、水受けに…

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バルコニー雑壁斫り マンション震災復旧工事 仙台 2012.01.14

今回の震災復旧工事ででは通常の大規模修繕工事と異なり、入居者様のご協力なしにはできない工事が有ります。通常の大規模修繕工事が仮設足場側から外部を施工しますが、原則的に室内に立ち入ったり粉塵などが流入することは有りません。 しかし、この度の震災復旧工事で全壊クラスの建物になると、バルコニーや開放廊下の雑壁(非耐力壁)に大きな損傷が見られ、通常のクラック注入やエポキシモルタル充填などは対処できません。…

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外壁調査・マーキング マンション震災復旧工事 仙台 2012.01.07

マンションの大規模修繕工事に於いて、まず最初の大事な作業に外壁や床の調査・マーキングが有ります。管理組合様とのご契約の時点では下地補修工事の見積り書が出来ていますが、実はこの数量はあくまで推定した数量であり、実際工事に着手する前に実際の数量を詳しく把握する必要が有ります。 この作業が下地補修工事の中の調査・マーキング作業と呼ばれるものです。調査の対象は外壁吹付けタイル(塗装面の事)や外壁の磁器タイ…

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