最近の想像を上回る豪雨に頭を痛められている管理組合様もあると思いますが、以前取り付けた防水板の高さを超える水がエントランスに流入した雨水が排水が出来なくなり為交換する事になりました。主に対象となる箇所はエントランスや構内駐車場の入り口付近が多く、度々浸水を繰り返して管理組合様にとっては頭痛の種ともいえます。
このマンションでは昨年秋の豪雨の際には雨水が既存のH=400の防水板を乗り越え、1Fエントランス内部に水が流れてEVがストップという事態となり、対応策として既存の防水板をH1000×W1935に更新し、さらに内部にH500×W917の防水板を追加取付けして万全の体制としました。
この防水板は両サイドに防水性を高めた中柱を取り付け、防水板の下端に防水性を高める部材を取り付けたアルミ製の板をセットするだけのシンプルな仕様です。豪雨時には高さによって水圧が増して多少の漏水が有るようですが、突然の土嚢を積み上げる作業と比べると作業は迅速で速く、今後エントランス内への浸水は食い止められるでしょう。
なお、H1000になると防水板の重さもあるので2人作業になり、入居者様に今回はメーカーさんより取扱の説明会を依頼しました。
また、仙台市では補助金支給の対象となっており、仙台市のHPに告知されています。
【製品の概要】
メーカー名 ㈱ 鈴木シャッター
商品名 アビガードオクダケ
アビガードオクダケ 6枚仕様 H=1000
アビガードオクダケ 3枚仕様 H=500
取付け作業 6時間程度
既存の防水板の中柱 H=400
仮設置状況の為下端に隙間が有ります。
通常は部材を収納袋に入れて保管
EVホール前に取り付けたH=500の防水板


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