屋上防水層からの漏水 塩ビシート機械固定工法 2021.05

201113sekoumae (2)

賃貸マンションの屋上防水層からの漏水があり、調査の結果パラペット天端のL型アルミ押さえ金物とゴムシート防水層に隙間があり、パラペット天端から雨水が侵入していることが判明しました。ゴムシート防水層は耐用年数が10~15年程度と比較的短いため、今回は全面的な防水改修工事となり塩ビシート機械固定工法を提案させて頂きました。 塩ビシート防水工法は耐用年数が20~25年と比較的長く、紫外線による劣化が少ない…

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屋上ウレタン塗膜防水改修工事 (既存 アスファルト露出防水層) 2020.12.12

200917sekoumae (1)

分譲マンションの場合、既存の屋上防水の仕様は様々ですがアスファルト露出防水のケースが多いと思います。第1回目の大規模修繕工事の場合、一般的な改修仕様は最も施工実績が多く信頼性の高い改修工法と言われてる改質アスファルトトーチ工法と、より耐久性に優れた塩ビシート防水機械固定式工法が有ります。 前者が紫外線による劣化を防ぐ為の5年ごとの保護塗装が推奨されている事に対し、後者は基本的に必要が無い為管理がし…

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漏水による屋上防水改修工事 (アスファルト露出防水) 2020.05.22

190918sekoumae (5)

築29年のマンションですが 1年前から屋上階の居室天井に漏水が発生し調査を行いました。13年前に全面的な防水改修が行われていますが中々漏水の原因特定が困難で、3か月間程の調査・経過観察を経て架台立上りの漏水箇所を特定し、全面的な防水改修工事を実施しました。 実際、架台立上りヶ所のルーフィング押さえ金物を撤去してみると、押え金物上端に打たれているアスファルト系のシールの劣化が進み、隙間が出来て内部に…

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屋上防水保護塗装 2018.05.01

04.20senjyou (1)

マンションの屋上防水改修工事の場合、全面改修であればシート防水10年、ウレタン塗膜防水であれば5年程度の保証が一般的ですが、メーカーからは塩ビシート防水改修を除いて5年毎の保護塗装が推奨されています。これは紫外線によりトップコート層が劣化することを防ぎ、防水層の耐用年数を伸ばすための保護措置です。 保護塗装の材料は、アスファルトシングル葺き又は改質アスファルトルーフィングの場合、高圧洗浄の後乾燥期…

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マンション屋上排水ドレン凍結による漏水 2018.02.06

0205cyousa (9)

仙台では16年ぶりの 厳しい寒波に見舞われ、マンションでは給湯器や水道管の凍結事故が頻発しています。凍結事故は下の階への漏水に繋がりますので迅速な対応と適切な処理が求められます。 しかし、今度の寒波は設備関連にとどまらず、仙台では余り起きない屋上防水排水ドレンの凍結による漏水事故が発生しています。漏水の原因は積雪が融解して排水ドレンに流れる際、鉄部のドレン廻りから下の竪樋にかけて凍結してふさがり、…

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屋上防水改修方法にはどんな工法があるのか? 2017.10.14

06.21senjyou (7)

新築後10年以上経過し、防水層の劣化が進行してきた時点で、漏水がなくても将来的なコンクリートの保護を考慮した改修が必要になります。屋上防水層は漏水が有れば補修又は改修をせざるを得ませんが、漏水が生じていなくても予防保全の観点から漏水する前に補修又は改修をするケース例が良く有ります。 その際、第1のポイントは既存の防水層を撤去するかどうかです。撤去する場合には撤去費用の他に処分費がかかり、工事中の際…

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誰でも分かる屋上防水層の劣化状況 

06.14cyousa (3)

屋上防水層の漏水原因や不良は専門知識が無いと把握が困難で、気が付かないうちに防水層の劣化が進行しているケースが良く有ります。防水改修は漏水が始まってからでは手遅れで、その前の段階で把握して防水改修を行うのが望ましいと良く言われています。 防水層の点検は危険を伴う為誰にでもお勧めすることは出来ませんが、比較的安全な環境の場合には半年に1回程度の定期な点検やドレン廻りの清掃をお勧めします。その都度屋上…

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マンションの防水とは?

02.24sekoumae (11)

防水とは:降雨水や生活用水を遮断し、漏水を防ぐことを目的とする。(wiki)一言で言えば水漏れを防ぐという事ですが、建物の中で何らかの不具合があって水が漏れるのですが、それを防止すると言うのが防水の役割です。 コンクリートは水を通します。これはコンクリートが骨材・砂・セメントと水が混合し、その水分が抜けた跡に小さな穴が残るため、小さな空気の層となって残留して水を通してしまうのです。 マンションの殆…

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賃貸マンション外壁改修工事 2016.11.19

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HPより建物調査のお申込みを頂き、屋上廻りと西面外壁の梁天端の防水の調査を行いました。6年前に建物全体の塗装を行っていますが、外壁の梁天端及び屋上パラペットの防水性に不安が有るとのことでした。 調査の結果、外壁の梁天端にはひび割れが見られ、塗装仕上げの為防水性はなくウレタン防水が必要との結論に至りました。その他、外壁全般の調査により、ひび割れ・モルタル浮きも広範囲に確認され、外壁の下地補修及び塗替…

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塩ビシート機械固定工法 断熱仕様 2016.06.08

06.21senjyou (7)

かねてからお付き合い頂いている賃貸マンションのオーナー様よりご成約を頂き、塩ビシート機械固定式工法による屋上防水改修工事に着手しました。 既存の防水仕様はゴムシート防水ですが断熱仕様になっており、ゴムシートの下にはt=4.0cm程度の断熱材が有ります。その為、通常の機械固定式工法のように直接ビスを打つ事は出来ず、t=9.0cm程度のAYパネルを先に取り付ける必要があります。 ディスクで抑えながらA…

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