地震災害復旧工事 サッシカバー工法  2022.10.21

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仙台では今年3月の震度6弱の地震の為、マンションの共用廊下やバルコニー壁の雑壁の剪断クラックによる被害が見られます。その多くは地盤の悪い地域に集中的に見られる様ですが、3.11大震災の時には被害の及んでいなかった箇所に多く見られる傾向にあります。 雑壁の損傷と共に見られるのがサッシ枠の歪みで、障子が開け閉め出来なくなったりクレセントが掛からないなどの不具合が発生し、サッシ枠の歪み箇所からは隙間風は…

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3月16日地震の被害状況 2022.04.02

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3月16日の地震は仙台市内で震度6弱程度有りましたが、マンションの被害は昨年と異なる状況があるようです。 昨年は3度の地震が有って外壁の補修作業も進んでいる中での被害で、中には補修完了後に再び被災したケースも見られます。 現在の所、管理会社による各戸のアンケート調査を行っている状況で、詳しい被害の状況は確認されていない模様です。 昨年弊社で補修させて頂いたしたマンションの中で、雑壁の剪断クラックの…

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地震災害による外壁補修工事の現状 2021.07.14

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仙台市内では今年の2月 3月 5月にかけて震度5から震度6弱ほどの地震が続き、築年数が25年以上を経過している様なマンションに特に被害が生じている様です。被害の程度はがタイルの剥落や雑壁のせん断クラックなどから微細なひび割れ・欠損など様々ですが、概ね疎外保険会社の査定では梁・柱に多少の損傷が認められる場合は一部損壊の判定(満額保険金額の5.0%程度)が出ている様です。 今まで10件ほどのマンション…

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マンション震災復旧工事 玄関扉・枠カバー工法 仙台 2012.04.20

「全壊」のマンションでは玄関扉の枠に大きな歪みが生じ、扉が枠に当たって閉まらなかったり、隙間ができて風が入る障害が良くあります。 改修工法としてはサッシの枠を4方向から斫り出し、枠と扉を交換する全面的な工法が有りますが、躯体を廊下側と室内側両面から砥る作業が伴い、入居者の日常生活に大きな負担を強いる事になります。 そこで、現在最も多い工法が「カバー工法」と呼ばれるもので、サッシ3方枠とSUS沓摺は…

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マンション震災復旧工事 バルコニー雑壁補修工事完了 仙台 2012.03.24

震災復旧工事の場合には開放廊下とバルコニー側の補修が多くを占めます。開放廊下側は仮設足場がなくても施工に支障は有りませんが、バルコニー側となると仮設足場や仮設のゴンドラが必要になります。 時々管理組合様からのご要望で、バルコニー側を各戸の玄関から入って施工してほしい旨のお話が有りますが、実際これはかなり困難な作業となります。これは施工する側の事情ですが、まず調査診断・マーキング作業から始まり、ひび…

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マンション震災復旧工事 バルコニー雑壁 グラウト材充填工法 仙台 2012.03.17

ー破断性の破壊が著しい雑壁は壁に大きな段差や座屈が生じてしまい、通常のエポキシモルタルや樹脂モルタルでの補修は出来ません。破壊された箇所は全て斫り取り、新たな壁を作り直さなければなりません。 ここで行われるのがグラウト充填工法ですが、これは学校などで行われている耐震補強工事の際に採用されている工法と同じです。耐震化の為に耐力壁を増設する際も、同様に型枠を組んでグラウト材を充填します。 グラウト材と…

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マンション震災復旧工事 開放廊下雑壁補修完了 仙台 2012.03.08

今回の震災復旧工事は8年前に大規模修繕工事を施工させて頂いた管理組合様です。本来は2年前から計画されていたバルコニーのソーラーパネル撤去とアルミ手摺新設工事でしたが、今度の震災復旧工事を加えた大規模修繕工事となりました。 震災の被害は開放廊下の雑壁とバルコニー側の磁器タイルのひび割れ・欠損が多く見られます。震災の被害は2階から4階あたりに集中し、上の階の5階から10階に上がるに従って徐々に少なくな…

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バルコニーサッシ枠再溶接 マンション震災復旧工事 仙台 2012.02.24

震災による被害で大きな損傷はバルコニー側や開放廊下側の雑壁に見られますが、被害の大きいマンションはサッシ枠への損傷が発生しています。地震の揺れの大きさや方向によって状況は異なりますが、特に2F〜4F辺りの下層階箇所にサッシ枠の歪みが多い様です。 枠の歪みのよって障子との間に隙間が出来たり、サッシの施錠が出来ないと入居者の方は大変不便で、隙間風が入ると室内の断熱性が低下し、寒さの厳しい…

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マンションバルコニー手摺改修と震災復旧工事の着工 仙台 2012.02.16

震災前から計画されていたマンションの手摺改修工事ですが、震災復旧工事も加わって今回着工となりました。築31年を迎えるこのマンションのバルコニーには、当時最新と思われる温水ソーラーパネルが全戸に取り付けられ、デザイン的にも斬新な建物だったようです。 しかし、現在ではどこの部屋でも使わなくなり、配管や枠の腐食が進んで美観を損ない、放置しておくと部品が脱落しかねない状況です。どの程度の利用価値があったか…

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震災復旧工事 外壁改修工事 バルコニー壁型枠組み 仙台 2012.02.15

今回の震災復旧工事の核心部とも言える外壁貫通部(破断性クラックとも呼ばれている)の補修ですが、いよいよ型枠組み立て作業に取り掛かります。この作業を完了して外壁を仕上げない限り、サッシや玄関扉をカバー工法で施工することは出来ません。 バルコニー側外壁(いわゆる雑壁)の損傷の大きい箇所は、破壊された壁や脆弱部を外部・内部からきれいに斫り取り、型枠を組み込んでセメント系無収縮グラウト材を充填します。 こ…

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