防水とは:降雨水や生活用水を遮断し、漏水を防ぐことを目的とする。(wiki)一言で言えば水漏れを防ぐという事ですが、建物の中で何らかの不具合があって水が漏れるのですが、それを防止すると言うのが防水の役割です。
コンクリートは水を通します。これはコンクリートが骨材・砂・セメントと水が混合し、その水分が抜けた跡に小さな穴が残るため、小さな空気の層となって残留して水を通してしまうのです。
マンションの殆どは鉄筋コンクリートで建てられていますが、この建物の耐久性は鉄筋がどの程度錆びるかで決まります。コンクリートの強度は何年たっての殆ど変化は有りませんが、内部の鉄筋が腐食するために爆裂を発生させ、柱・梁・壁等に爆裂やひび割れを生じさせます。逆に言えば、コンクリートの鉄筋が錆びなければ建物の耐久性は数百年又は半永久的といえます。
防水機能が失われて漏水により躯体の劣化すると躯体コンクリートの強度は低下し、建物の資産価値も下がってしまします。防水機能が失われると漏水の結夢にかかわらず劣化が助長されるため、漏水がないからと言って安心はできません。
鉄が錆びると言うことは酸化するということで、酸化は水と 酸素の作用により引き起こされる現象です。水と酸素の供給がなければ鉄の酸化は生じません。完全に遮断するためには水と酸素を通さない防水層が必要で、割れないものや厚く塗れる物が必要で、これが「防水材」と呼ばれています。
「防水」とは、雨水の侵入を防止すれば鉄筋の発錆を防止することが出来きて、鉄筋コンクリートの耐久性を向上させる事を目的としており、建物の修繕工事では欠かせない工種の一つです。
【関連サイト】
【仙台で外壁改修、塗装、防水、震災復旧工事を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】


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