コンサルタント会社選定時に考慮すべき事項

09.21kasetu (4)

管理組合は権利能力なき任意の社団という位置づけがされていますが、その発注形態は管理組合総会で意思決定をし、予算の承認を得てそこで初めて執行出来る仕組みになっています。すなわち、理事長といえども、承認を得ていない金は1円足りとも発注することは出来ず、契約行為も出来ない事になっています。そのため、大規模修繕工事の最初の段階におけるコンサルタントの選定は特に重要で、実態や実績又は能力のない業者への発注は…

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第3回目の大規模修繕工事着工 2018.09.22

09.11kasetu (5)

築38年を経過するマンションの大規模修繕工事をご指名頂き、足場架設工事を皮切りに着工しました。マンションは18年前に第2回目の大規模修繕工事でお世話になり、管理組合様のご支持を頂いて第3回目を施工させて頂く事になりました。 第3回目となると今まで修繕の対象となっていなかった部位も含まれ、気密性の低下したバルコニーサッシの補修も含まれ、専有部への立ち入りを要する工事もあります。 入居者様は高齢化が進…

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賃貸アパート 外壁ガラリからの漏水 2018.07

06.20sekoumae (5)

築32年を経過する賃貸アパートの漏水補修工事の依頼を頂き、外部足場を仮設しての漏水調査を行いました。調査の結果、3F外壁のパラペット下のガラリと給湯器排気筒廻りに隙間が確認され、散水試験の結果ここからの漏水により3Fから2F浴室内天井に雨水が廻っていることが確認されました。 それ以外の可能性として外壁のひび割れや外壁打継目地・サッシ廻りシールからの漏水も考えられる為、エポキシ樹脂注入及びシール処理…

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建設コンサルタントを活用したマンション大規模修繕工事の発注等の相談窓口の周知について(通知)

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平成29年1月27日付けで、国土交通省からマンション大規模修繕事業に関連する関係諸団体に対し、建設コンサルタントを活用する際の留意点として通知がなされています。 これは、最近問題となっているマンション大規模修繕工事のコンサルト業務に関し、工事の発注に関して管理組合とコンサルタントの間で、利益相反等の事例が散見される事を踏まえた注意喚起の内容となっています。 最近は主流となっている「設計管理方式」方…

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屋上防水保護塗装 2018.05.01

04.20senjyou (1)

マンションの屋上防水改修工事の場合、全面改修であればシート防水10年、ウレタン塗膜防水であれば5年程度の保証が一般的ですが、メーカーからは塩ビシート防水改修を除いて5年毎の保護塗装が推奨されています。これは紫外線によりトップコート層が劣化することを防ぎ、防水層の耐用年数を伸ばすための保護措置です。 保護塗装の材料は、アスファルトシングル葺き又は改質アスファルトルーフィングの場合、高圧洗浄の後乾燥期…

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マンション屋上排水ドレン凍結による漏水 2018.02.06

0205cyousa (9)

仙台では16年ぶりの 厳しい寒波に見舞われ、マンションでは給湯器や水道管の凍結事故が頻発しています。凍結事故は下の階への漏水に繋がりますので迅速な対応と適切な処理が求められます。 しかし、今度の寒波は設備関連にとどまらず、仙台では余り起きない屋上防水排水ドレンの凍結による漏水事故が発生しています。漏水の原因は積雪が融解して排水ドレンに流れる際、鉄部のドレン廻りから下の竪樋にかけて凍結してふさがり、…

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屋上防水改修方法にはどんな工法があるのか? 2017.10.14

06.21senjyou (7)

新築後10年以上経過し、防水層の劣化が進行してきた時点で、漏水がなくても将来的なコンクリートの保護を考慮した改修が必要になります。屋上防水層は漏水が有れば補修又は改修をせざるを得ませんが、漏水が生じていなくても予防保全の観点から漏水する前に補修又は改修をするケース例が良く有ります。 その際、第1のポイントは既存の防水層を撤去するかどうかです。撤去する場合には撤去費用の他に処分費がかかり、工事中の際…

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賃貸マンション 共用廊下・RC階段防水改修工事 2017.08

05.29sekoumae (10)

ネットから見積のお申込みを頂き、当初の床・階段の防水工事以外に総合的な修繕計画を提示させて頂きました。施主様の悩みとしては、5年前の震災復旧工事の際の補修跡が残り経年劣化が進んでいる事と、床や階段の防水性が低下している事に有りました。 賃貸マンションの場合にはお客様の印象が第一で、特に外観が重視されて共用廊下や階段廻りの仕上がり状況は重要です。また、新築に際には床や側溝は防水されていないケースが多…

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誰でも分かる屋上防水層の劣化状況 

06.14cyousa (3)

屋上防水層の漏水原因や不良は専門知識が無いと把握が困難で、気が付かないうちに防水層の劣化が進行しているケースが良く有ります。防水改修は漏水が始まってからでは手遅れで、その前の段階で把握して防水改修を行うのが望ましいと良く言われています。 防水層の点検は危険を伴う為誰にでもお勧めすることは出来ませんが、比較的安全な環境の場合には半年に1回程度の定期な点検やドレン廻りの清掃をお勧めします。その都度屋上…

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エントランス メールボックス交換工事 2017.07

03.02sekoumae (2)

築年数の古いマンションではエントランスのメールボックスが古く、A4サイズ郵便物に余裕がなかったり、南京錠タイプの施錠方式だったり破損して使えない状況がよく見られます。何より、ステンレス製の旧式のタイプは社会的な劣化を感じさせます。 メールボックスに入りきれない郵便物は見た目も悪く、エントランス内のイメージを損ねる様で、この際、メールボックスの交換で美観の向上を図るのも検討課題といえます。 また、最…

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